カテゴリー ‘マチオリの方向性’ のアーカイブ

リフレクトル(Reflectle)のホームページを公開致しました

カテゴリー: マチオリの方向性

プレゼンテーション/スピーチ向上のための支援ツール、

リフレクトル(Reflectle)のホームページを公開致しました。

 

リフレクトルは

「聴き手のリアルな反応を知ることが、

プレゼンテーション/スピーチ上達の、最上の策。」

を標語にし、それを実現するためのスマホ/PCアプリです。

 

アプリのダウンロード自体は1月中旬からになりますが、

まず先行でサービス概要を公開致しました。

 

http://machiori.jp/reflectle/index.html

 

ご関心をお持ち頂けましたら、

1月中旬以降にまたホームページをご覧頂けますと幸いです。

 

ダウンロード開始時は、本レポートでもご案内致します。

 

——

 

今年も残すところあと僅かとなりました。

本年も大変お世話になりました。

 

寒い季節、皆さまにおかれましても、体調には気をつけながら、

良い年をお迎えください。

 

佐々木文平

社名表記変更のお知らせ

カテゴリー: マチオリの方向性

 

日ごろお世話になっている皆さま、気にかけてくださっている皆さまへ、

 

社名表記変更のご報告です。

 

(旧)街オリ株式会社は、2013年11月をもって、

社名表記を「マチオリ株式会社」へと改めました。

 

「街オリ」から「マチオリ」への変更の背景は以下の通りです。

 

・「街オリ」の表記は、草の根活動などの特定の印象を喚起しやすいこと、

・今後も継続して、弊社がプロフェッショナルとしてのサービス提供をしていくうえで、

「街オリ」が喚起する特定の印象は、必ずしも弊社の活動と調和しないこと

・一方、「マチオリ」の社名にこめた、多様な人々の集まり「マチ」を、
人をつなぐことで「オリ」なしていきたい、考えは不変であること

・またこれまで使用してきて、多数の方々にもお世話になってきた社名には、
愛着があること

 

まとめますと、社名を、

よりまっさらな「記号」として(シンボリックなものとして)

捉えて頂けるものにすることが意図です。

そしてその「記号」の響きには、自らの活動や商品/サービスにより、

イメージを添えていければと思っています。

 

(なお、「まっさら」であっても、ご縁あってお会いした時に、

説明することによって、社名に込めた意味を伝えられれば良いと思っています。)

 

さらに、このタイミングで変更する理由は以下の通りです。

・これまでは、コンサルティング/研修サービスに代表される、
人と成りが分かったうえでお仕事とその対価を頂く形が主。

・今後は、人と成りの分かった人物の「顔」によらず、
サービスや商品が、社名と共にお客様に伝わっていく形の事業も、本格展開。
- その端緒となることを意図したサービスを12月中旬にリリース予定。

 

今後ともマチオリを末永く、どうぞ宜しくお願い致します。

 

追伸1、具体的な商品/サービスについては、

説明がなくても、音だけで、商品/サービスの特徴を喚起するものにしたいと考えています。

12月中旬にリリース予定の商品/サービス名称は「リフレクトル」です。

 

追伸2、良い社名とは何か、はここ数年、結構考えさせられました。

あえてつらつらと吐露してみますと、

具体的な事業内容を連想させるものは、

会社の取り組みが変化しうる中で、あまり良くないのではないか、とか、

そうした名称は商品/サービスにつければ良いのではないか、とか、

会社としての/仕事をする上での/社会に向き合う上での

「姿勢」「志向性」を表すものが良いのではないか、とか、

そうしたものも、社会に出て10年もすればある程度は確立されてくるものの、

社会に出たばかりの頃では、まだその後、移り変わる可能性が大いにあるのではないか、などです。

 

佐々木文平

したため直した1本の「理念」をもとに、ホームページを刷新しました

カテゴリー: マチオリの方向性

「 経験を言葉に。言葉を物語に。物語を成長に。」
 
これは、私たち街オリがしたため直した、新しい「理念」です。これに基づきホームページも刷新しました。
 
この「理念」、もうすこし言葉を加えるならば、次のようになります。
 
「 経験を掘り起こし(=経験を言葉に)、物語に織りなすことで意義をもたせ(=言葉を物語に)、個人と組織の成長へとつなげる。 =(物語を成長に)」
 
街オリは、どのような背景で、「理念」をしたため直すに至ったのか。この点についてお伝えします。
 


 
街オリはこれまで、「地域が育むNIPPON力の活性化」と「想いを形に出来る人材と組織の育成」の2本柱の理念を掲げてきました。
 
これらは其々、街オリの事業フィールドである「地域活性化」と「(人材と組織活性を軸にした)企業活性化」に対応していました。
 
この2つが街オリの事業フィールドであることは、これからも変わりません。それでも、理念をしたため直した背景には、「理念のあり方」に関する私たちの考えの進展があります。
 
■『理念』は、行動につながる具体性があること、創る側の視点に立っていることが大切だと考えるようになりました
 
これまで街オリが6年間、試行錯誤を重ねてきた中で、人が組織としてまとまる軸である理念には、2つの要素を盛り込むことが重要なのではないかと考えるようになりました。
 
まず一つ目は行動につながる具体性があること、です。
 
例えば、これまでの理念の一つ「地域が育むNIPPON力の追及」、およびそれが指していた「地域活性化」は、とても広い概念です。それだけでは「『地域活性化』と言っても、何をすれば良いのか」と頭を捻ることになり、ある人は行動を起こすことが出来ず、また行動を起こした人がいても向いている方向がまちまちであったりします。
 
そうならない、より具体性のある理念を描き出すこと、が大切だと考えるようになりました。
 
二つ目は、創る側の立場に立っていること、です。
 
例えば、「音楽を楽しむ」という理念を掲げている会社があったとします。そこには、作曲を手掛けたい人も、音楽をより多くの人に広めたい人も、とにかく音楽を聴く時間に浸りたい人も集まってくるでしょう。ここで、最初の二者は、自らのやりたいことを十分な品質で行えば、世の中の誰かがその活動に対して対価を支払います。しかし、最後の一者に対しては支払いません。最初の二者のやりたいことは、世の中に価値を創りだすことであり、最後の一者のやりたいことは、価値の恩恵を受けることです。近いようでありながら、逆の立場に立っています。対価を頂いて活動する企業の理念は、前者の、創る側の立場に立つ意欲のある人を惹きつけ、またその意欲を喚起するものであるべきだと考えています。例えばこの例であれば、「音楽を楽しむ」ではなく、「音楽を楽しくする」などであるべきだと思うのです。
 
■これまでの活動から大切と感じたことを、企業活動の軸に
 
これらの考えたことに基づき理念を再定義することは、街オリが何を「軸」にして事業を展開するかを考えなおすことでもありました。
 
(その過程では、街オリはこれまで一定の幅のある事業フィールドはあっても、「軸」を立てていなかったと感じました。)
 
これまで地域活性化と、(人材と組織活性を軸にした)企業活性化に取り組む中で、両者に共通して、とても大切でありながら、しっかりとやり切れている企業が少ないと感じたこととして、そこにいる人/組織の経験の、掘り起し・見える化があります。
 
これに尽力していきたい/いくべきと考えた結果、今回の理念をまとめました。
 
■実績を重ねることで、理念に肉付けしていきたいと思います
 
そしてまず、街オリのホームページを刷新しました。これまでは「組織活性化・人材育成」の事業と、「地域活性化」の事業とが、別々のホームページをかまえ、両者の窓口ページとして街オリのトップページがありました。このトップページが今回、したため直した1つの理念を掲げる場所へ、姿を変えました。そして理念の下に、街オリの提供サービスが、総覧できるようにしました。
 
理念は企業の骨格ですが、実績により肉付けされなければ、意味がないとも思います。これまでもこの理念に合致する活動は一定程度してきたつもりですが、骨格を明確にしたことで、今後一層の実績を重ねていければと思います。
 
追伸、これまでの理念を大切にしていきたいという思いは変わりません。ただ、それは企業活動の軸になることではなく、結果として得られることを見据えることであると感じています。したため直した、基軸となる理念に紐づいている、展望的理念とでも呼んでいきたいと思います。
 


 
この原稿は、街オリ代表の佐々木が口述したものを、
「コトミ 〜 言葉で見える形に」を活用し、ライターが書面化致しました。

 

インバウンドのプロジェクトを通して、「今ある基軸」を見据えることの大切さを改めて実感

カテゴリー: マチオリの方向性

2011年度、ある大企業からの依頼により、街オリは中国・台湾からの日本への観光客(訪日観光客)を対象としたインバウンド・マーケティング・プロジェクトに初めて取り組みました。今回はそこから得られた知見の一例と、そして街オリはインバウンドとどう向き合っていくべきか考えたことをお伝えします。
 
■調査をすると、事実が鮮明に見え、次の一手につながる
 
近年、アジアの国々の成長は著しく、日本ではその果実を取り込むことが課題・機会として重視されています。そうした中、今回のプロジェクトは、訪日観光客に焦点を当てながら新規事業の可能性を探るものでした。より具体的には、観光地へのヒアリング調査、中国人・台湾人観光客の方々へのアンケート調査、上海での展示会への出展などを実施し、そこからの考察をまとめました。
 
例えばアンケート調査を取りあげると、今回は中国・台湾からの訪日観光客653名に調査票を配布し、148名からの有効回答を得ました(有効回答率22.7%)。
 
このアンケート調査からは、いくつかの興味深い発見がありました。例えば好印象の宿泊施設の設問で上位を占めたのは、清潔感のある宿泊施設、サービスがしっかりしている宿泊施設でした。施設が古くても「人の手の行き届いている」宿泊施設の好感度が高いという結果です。
 
また、148名の回答者のうち86%が好印象と記載した施設からの情報を受け取りたいと回答し、そのうち70%の方が実際に電子メールのアドレスを記入しています。この高い正の回答率は、来て下さったお客様に連絡を取り続ければ、口コミでの広がりやリピーター獲得の可能性があることを示しています。現状、ほとんどの施設・地域がそう出来ていないことを考えると、機会損失が発生していると言えます。
 
他にも、訪日観光客と日本人との間で共通する点が多いとも感じました。たとえば、日本で何が印象に残ったかという設問に対して、148人中76人が雪の白川郷、黒部立山の雪景色、富士山の美しい景観などを挙げており、自然・歴史景観を愛でる感性は日本人と通じるものがあると言えます。
 
■インバウンドに基軸をあわせるのではなく、今ある基軸・強みをよりしっかりと認識することが大切
 
今回のプロジェクトに取り組んだことは、街オリの「インバウンド」に対する姿勢を考える良い機会になりました。そして「インバウンドの為に全てを合わせるのではなく、基軸はぶらさず、インバウンドのお客様にも対応できる体制を整える」ことを、支援する際の基本姿勢にしたいと思っています。
 
これは今回のプロジェクトの様々な調査を通してまとまった考えですが、その中でもある宿泊事業の経営者の話が強く記憶に残っています。その経営者は、まずそのホテルの成功要因としてお客様のニーズを踏まえた徹底的な合理化を進めていることを語った後、「私たちは、例えば中国のお客様にあわせて宴会場をつくるということはしない。それをすると、これまで進めてきた合理化と言う自分達の強みが損なわれる。インバウンドについては、それに経営を合わせるということはせず、自分達の経営スタイルを求めて下さるお客様を探しに行く」ことが大切ときっぱり言い切りました。
 
これは特に長期的視野で経営を考えた時に、とても重要なことだと思います。現在目の前にある機会に合わせることだけを考えていると、例えば安っぽい観光地を生むことにつながります。そうしたものは、時代が変わればすぐに廃れるでしょう。
 
インバウンドは向かい合うべき機会であるからこそ、これまでに培ってきたもの、人の心に根づくものをしっかりと捉えながら、どうインバウンドに結び付けていくかが持続・発展する地域・事業作りにとても大切です。
 


この原稿は、街オリ代表の佐々木が口述したものを、「コトミ 〜 言葉で見える形に」を活用し、ライターが書面化致しました。

地元と首都圏の両方で南さつまの魅力を感じる『南さつま・食の体験フェスティバル』を開催

カテゴリー: マチオリの方向性

■生産者との触れ合いを体験して頂くイベント
 
去る3月16日から18日に『南さつま・食の体験フェスティバル』という、南さつまの食と酒の生産現場を体験して頂くイベントを開催しました。鹿児島県薩摩半島の西南端にある南さつま市は鹿児島弁で「隅っこ」を表す「すんくじら」とも言われ、海や山の自然がとても豊かな土地です。そうした地域の魅力を知って頂くため、漁船に乗って定置網漁を体験して天然のブリを食べたり、金柑の生産農家で実際に金柑を摘んでジャム作りを体験したり、お茶の生産農家を訪ねたりと、南さつまの生産者の生業を直に体感して頂くイベントでした。他にも焼酎蔵で焼酎造りを体験したり、鹿児島黒豚の加工工場を案内して頂いたりと様々な体験をすることが出来ました。
 
■首都圏だけでなく、地元の方々にも参加して頂けるイベントに
 
この企画の開催は2010年3月以来5回目なのですが、これまでは主に首都圏の人に南さつまを体感して頂く機会を創っていたのに対して、今回は地元の方々に参加して頂けるよう窓口を設けたことが大きな特徴です。イベントの名称も地元の方向けの『南さつま・食の体験フェスティバル』と、首都圏向けの『さつま・すんくじらツアー2012年春!』の両方で打ち出しました。
 
首都圏からの参加者は、南さつまをただ観光して頂くのではなく、生産現場を体験することで、地方が「食」を育んでいることをより身近に感じられる有意義な時間を過ごせたと感じています。そして夜は地元の方々との飲み会を開催し、他人行儀ではない触れ合いも出来ました。
 
そして、今回からの試みである地元参加者の方々の反応がとても印象的でした。「鹿児島に住んでいても漁船に乗ってブリを獲るところなんて見たことがないから、とても面白かった」という声も頂きました。「これはもっと多くの人に知ってもらうべき」と言って頂けたことをとても嬉しく感じました。
 

 
■地域全体で取り組む地域活性
 
南さつまは地域の結びつきがとても強く、地元が一丸となって様々な新しい地域活性の試みをしています。今回は地元の方々にも来て頂ける新しい体制を整えましたが、まずは試行的であったため、あまり告知が出来ずに開催日に至りました。次回開催を予定している7月末くらいまでには、よりしっかりとした体制を地元と首都圏の両側で整えたいと考えています。遠くからでもぜひ行こうと思って頂ける南さつまの魅力を深堀りし、それを活かすイベントを目指したいと思います。
 
そして同時にあくまで堅苦しいものではなく、受入れ側も参加側も自然な形で接することが出来る、良い意味で肩の力が抜けた形が良いとも感じています。楽しみながら体験することを通じて人の輪が広がり、その広がりがその後の日常の営みの活性化にも繋がっていけばと思います。
 


この原稿は、街オリ代表の佐々木が口述したものを、「コトミ 〜 言葉で見える形に」を活用し、ライターが書面化致しました。

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