10月25日(木)から4回に渡り、時事通信社発行の専門誌『地方行政』に弊社佐々木が寄稿させて頂きました。
内容は、昨年度携わらせて頂いた富士吉田商工会議所青年部の「富士吉田ビジョンづくり」のプロセス・成果についてです。
原稿を添付致します。地域ビジョンをつくりあげていく際のご参考になれば幸いです。
下記の画像をクリックするとPDFファイルをダウンロードできます。
(1)地域ビジョンづくりに欠かせない現状分析
(2)成功事例に共通した取り組みの流れ
(3)「あるべき姿」にたどり着く道筋を書く
(4)地域の「あるべき姿」をわかりやすい言葉に
(文責: 山根元美)
去る9月29日、30日(土日)に
東京都・品川区最大の祭りである「しながわ宿場まつり」にて、
鹿児島県・南さつまの酒や食を堪能できる
「さつま・すんくじらの恵み〜食と酒の祭典2012〜」を開催しました。
今年も当地域の魅力を、地元メンバーと首都圏メンバー一丸となり
お越し頂いた方々にお伝えしました。
その当日の様子を9月30日(日)付けの南日本新聞『消しゴム』にて
掲載して頂きました。
開催場所である品川と鹿児島のつながり、
当日販売した地元の逸品などについても
ご紹介して頂いています。
南日本新聞をご購読されている方は
ご一読頂けると幸いです。
(文責:山根元美)
先般お知らせさせて頂きました日程に誤りがありましたので、
以下、正しいものを再掲させて頂きます。
失礼いたしました。
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今週の土曜日9月29日に
『行政経営フォーラム』にて13:30から45分間程、
弊社佐々木が慶應義塾大学三田キャンパスにて講演致します。
※フォーラムは10:30〜17:50まで実施
内容は「地域ビジョンの策定−富士吉田市の事例紹介」です。
ご興味・ご関心をお持ち下さった方は
ぜひ当日会場に足をお運びください。
※事前申し込みが必要です
詳細は以下からご覧ください。
http://www.pm-forum.org/article.php/reikai_54th
(文責:山根元美)
今週の土曜日10月29日に
『行政経営フォーラム』にて13:30から45分間程、
弊社佐々木が慶應義塾大学三田キャンパスにて講演致します。
※フォーラムは10:30〜17:50まで実施
内容は「地域ビジョンの策定−富士吉田市の事例紹介」です。
ご興味・ご関心をお持ち下さった方は
ぜひ当日会場に足をお運びください。
※事前申し込みが必要です
詳細は以下からご覧ください。
http://www.pm-forum.org/article.php/reikai_54th
(文責:山根元美)
■小布施に残る、人々が敬意をもってみる蔵
このコーナーの初回となる今回は長野県小布施に残る蔵の話をご紹介致します。
小布施は、長野から北へ一時間程行った場所にある美しい街並の地で、年間120〜130万人の観光客が訪れています。私もとても好きなまちの一つで、街づくりの手本として、多くのことを学ばせて頂いた場所でもあります。そこには、今にも残る、古い土の蔵が存在しています。その蔵を前にした時、地元の方から蔵が建てられた経緯をお聞きすることがありました。そしてお話頂いた逸話は大変印象に残るものでした。
その蔵はある飢饉が起きた時、小布施の名主が建てたといいます。何故そのような時期に蔵を建てたのかというと、蔵を建てることでまちの人々に働きに来てもらい、その代価として蓄えていた食糧を提供し、飢饉で困窮している人々を救ったそうです。建てられた蔵は、今も敬意を持たれる形でこのまちに残っています。
蔵は名家の象徴とも映りますが、それを眺める人の思いは、二つに分かれるのではないかと思います。妬みを持つか、もしくは敬意を持つか。
もしこの蔵が、権威を見せたいという自己本位な都合で建てられたのであれば、妬まれ、尊敬などされずに見られるのかもしれません。そうでなく、まちの人々の求めに応じて造られた蔵であれば、敬意を持たれてみられるではないでしょうか。
この話は、相手が必要としている事に基点を置くか否かが大きな境目であると物語っているように思います。相手基点であれば歓迎され、結果的に人々の幸せを実現することに繋げることも出来るでしょうし、それに向けて動く人の存在も周りが認めてくれることになるのだと思います。
■“機を見る”ということの重要性
人々の求めに応じて造られた、敬意を受ける蔵。これは現代の様々なことに通じると思います。私たちは地域活性化のコンサルティングをするにあたり、当然ながら良い事業やサービスを作り、訪れるまちが魅力的であって欲しいという思いで、地域に関わらせて頂いています。しかし、関わり始める時、そのような「想い」を押しつけて地域地域に押し寄せても、大概は「頼んでいない」と拒絶されることにつながります。そのなかで無理やりことを進めようとしても、地元の方々が動くことにはつながらず、あまり良い結果に結びつくことがないようにも感じています。
そうではなく、地元の方々が自発的に何かを始めようとしている時、「頼まれる」から動くことが、非常に重要な点ではないかと考えています。
それでは、「頼まれる」状況になるにはどのようなことが必要なのか、ここでは三つほど思いつく点をあげてみたいと思います。
先ず一つ目に、ただ受身で待つのではなく、自ら扉を叩くことはやはり必要であるということ。ただしそこには扉の叩き方があり、決して強引であってはならないと感じています。例えば、相手から学べることが何かを真摯に考え、学ばせて頂けないかとお願いすることも一つだと思います。また直接相手に働きかけるよりも、相手が信頼している人に相談して、その人に客観的に自分を判断してもらうことも考えられます。
二つ目に、待たせて頂ける状態をつくること、すなわち、相手が自分と繋がりをもち、時間を使うことに嫌がらない形を整えること。例えば、相手の求めている情報を把握し、その情報を入手し、それを伝えるために会う時間を頂くなどが考えられます。
三つ目は、目を見開いて、機会を発掘すること。相手の方と接してさえいれば、機会は自ずと生まれて来るのではないかと思っています。ただしそれに気づかずに通り過ぎる場合も多いのではないでしょうか。相手がただ話しているだけで「頼む」と言ってくれることはまれだと思いますし、相手にとって懸念となりそうなことがあった場合、それを的確に指摘することで、それが頼むべき課題として顕在化すると感じています。
この原稿は、街オリ代表の佐々木が口述したものを、
「コトミ 〜 言葉で見える形に」を活用し、ライターが書面化致しました。