忠臣蔵 ~ 討ち入り後の舞台を巡る

ようこそ!

この写真は、江戸城殿中松の廊下で、
浅野内匠頭が吉良上野介に斬りかかっている絵です。
全ては、ここから始まりました。

時代は徳川家5代将軍、綱吉の時代。
吉良に遺恨を持つ浅野が吉良を襲撃しますが、失敗に終わります。
この事件で、加害者である浅野は切腹を命じられ、
被害者である吉良はおとがめなしとされました。

その結果を不満とする赤穂藩の旧藩士47人が決起して、
君主の仇を討つべく、吉良邸に討ち入りする物語です。

赤穂四十七士は、それから1年9ヶ月ののち、
本所吉良邸で上野介の首を見事討ち取りました。
そしてその足で、上野介の首を主君の墓前に供えるために
3時間の道のりを高輪の泉岳寺まで歩いたのです。

四十七士が、どんな思いで泉岳寺に向かったのか。
辿り着いた彼らを待っていた運命はどのようなものだったのか。
東京の奥底に沈んでいる江戸を探しながら、
彼らのたどった道筋を歩いてみましょう。