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高田馬場 ~ 早稲田大学とともに歩む街

大隈重信像 ( 2 / 7 )

残念、正解は 2 (1日も大学に訪れなかった) です!

大隈は明治十四年の政変で下野(官職をやめ、民間に下ること)して以来、
ずっと政府の監視下にあり、密偵に狙われていました。
そのため大隈の創設した東京専門学校は、
反政府の謀反(むほん)人養成学校と誤解されることもありました。

そこで大隈は、開校式も含めて15年間も学苑への訪問を避け、
学苑が自分とは直接関係のない学問の場だと証明しようとしました。

大隈が初めて学苑の公式の場に訪れたのは1897年7月20日、
東京専門学校創立15周年記念の式典の日でした。
初めて演壇に立った大隈は、
国の発展に学苑が貢献することを祈るという演説を行いました。

近代化が進む明治の日本を案じた、大隈の思いが伝わる逸話です。