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御茶ノ水 ~ 文教の街を歩く

山の上ホテル ( 5 / 10 )

急なのぼり坂の頂上に見えるアール・デコ調のクラシカルな建物が、
かつて数多くの作家や文化人に親しまれてきた「山の上ホテル」です。

この建物は1937年に財団法人日本生活協会によって建てられたものですが、
戦後、米軍に接収され、WAC(陸軍婦人部隊)の宿舎として使われました。
客室のドアノブの位置が少し高いのは、当時の名残だそうです。

1954年に吉田俊男の手によってホテルとして創業。
出版社が密集する神田に近いことから、作家の滞在やカンヅメに使われることが多く、
川端康成や三島由紀夫、池波正太郎などの著名人も定宿にしました。